既存の電子膨張弁の流量係数の相関式をフィッティングした実験データは限られており、異なる口径のバルブの流量係数計算に相関式を適用すると大きな誤差が生じる。これに対して、本研究では電子膨張弁の流量特性について実験的に検討した。結果は、バルブ口径、バルブ開度および過冷度が電子膨張弁の流量係数に影響を与える主な因子であることを示した。流量係数はバルブ開度の増加とともに減少し、同じ開度では大口径のDPF2.0弁の方が小口径のDPF1.65弁より流量係数が大きく、流量係数は過冷度の増加に伴って増加する。実験データに基づき、過冷度 T_sub および流通面積 A を考慮した流量係数の相関式をフィッティングし、算出誤差は±5%以内であった。